シャーヒド・カプール主演『Deva』、月曜日の興行収入で『Sky Force』を上回る

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シャーヒド・カプール主演のアクションスリラー『Deva』は、2025年最初の主演作であり、マラヤーラム映画界のロッシャン・アンドリューズ監督がボリウッドで手がける初の作品でもある。1月31日に公開された本作は、シャーヒド・カプールとプージャー・ヘグデーが主演を務め、迫力あるアクションとスリリングなストーリーで話題を集めた。公開初週末には順調に興行収入を伸ばしたが、初の月曜日にはやや落ち込みが見られた。しかし、その減少にもかかわらず、『Deva』はアクシャイ・クマール主演の『Sky Force』を大きく上回る興行成績を記録した。

『Deva』の興行収入推移

興行収入データによると、『Deva』はインド国内で初日に5.5クローレ(約5億5千万ルピー)の収益を記録。その後、土曜日には6.4クローレ、日曜日には7.25クローレと、週末にかけて着実に成長を見せた。しかし、週明けの月曜日には収益が2.5クローレに落ち込んだと推計されている。これにより、公開4日間の累計収益は21.65クローレとなった。

一方で、本作はアクシャイ・クマール主演の『Sky Force』と熾烈な競争を繰り広げた。月曜日の推定興行収入では『Sky Force』が1.35クローレを記録し、『Deva』の半分以下の成績に留まった。これにより、『Deva』が市場で優位に立っていることが明確となった。

『Deva』のストーリー

『Deva』は、記憶喪失に苦しみながら親友の殺害事件を追う警察官ACPデーヴ・アンブレを主人公とするミステリー・スリラー。シャーヒド・カプールがデーヴを演じ、プージャー・ヘグデーが彼の恋人でありジャーナリストのディヤ・サターイェを演じている。さらに、パヴァイル・グラティやクブラ・セイトといった実力派俳優たちも重要な役柄で出演している。

本作の監督ロッシャン・アンドリューズは、オリジナルのマラヤーラム映画から結末部分に大幅な変更を加え、ボリウッド向けに仕上げたことでも注目されている。

映画レビューと評価

映画レビューサイトや批評家からの評価も好評を博している。『タイムズ・オブ・インディア』は本作に5点満点中3.5点を与え、「ロッシャン・アンドリューズ監督は、冒頭から観客を引き込むサスペンス溢れるミステリーを見事に構築した。156分間にわたって、脚本チーム(ボビー&サンジャイ、アッバス・ダラル、フセイン・ダラル、アルシャド・サイード、スミット・アローラ)が主人公デーヴの多層的な心理とミステリーの解明を巧みに描いている」と評している。

興行収入の推移と好意的な評価から、『Deva』は2025年のボリウッド映画の中でも注目すべき作品として位置付けられつつある。今後の興行成績の動向にも期待が寄せられている。