「いけなば小原流ビギナーズスクール」での体験レッスン。左は、今回自分なりにトライしたもの。右は先生の手直しを入れてもらったあと。きりっと引き締まった感じになり、お花がよりいきいきと感じられる。ちょっとした工夫で、同じ花材がこうもかわるのは奥深い。たくさんの花に触れて、どんどん突き詰めて行きたくなるお稽古だ。
今年もはじまって2ヶ月。まだまだ、寒い日はあるもののだんだん春も近づいて来た。春と言えば、新しいことにチャレンジしたくなる季節だ。今回は、日本人で良かった!と思える、素敵な“和”のお稽古を体験。2010年、女度をアップさせるべくいろいろなお稽古を検討している方は、ヒントにしてみて。
≫初心者でも夢中になれる!
「いけばな小原流ビキナーズスクール」の体験レッスン
≫楽しく和服の世界に引き込まれて行く
着物屋「くるりagaru」の「きものビギナーズスペシャルレッスン」
≫立ち居振る舞い、所作まで学べる!
和文化総合教室「麗扇会」の三味線レッスン
■ 初心者でも夢中になれる!
「いけばな小原流ビキナーズスクール」の体験レッスン
“いけばな”と言うと、日本の伝統文化として敷居の高いイメージを持っているのではないだろうか。そんな“いけばな”に対するイメージを180度変えさせてくれたのが「いけばな小原流ビキナーズスクール青山校」の体験レッスン。しかも2,000円で体験できる気軽さも嬉しい。
花鋏すら一度も持ったことのない全くの初心者であるため、本当に自分がいけばななんて出来るのか、不安だらけでレッスンスタート。まずは、花を挿す位置、角度、範囲など、小原流のいけばなに必要とされる専門知識を、先生がわかりやすく説明してくれる。そして基本的な説明や鋏の使い方を教わったところで「では、自由にいけてみましょう」と実技に移った。今回体験した「たてるかたち」は、作品のポイントとなる「主枝(しゅし)」「客枝(きゃくし)」を決められた位置や角度で挿したら、後は一定の範囲内で自由にいけて良いそうだ。最初は恐る恐るではあったものの、どんな風に見せるのが美しいのか?と試行錯誤しながら自由に花をいけていくうちに、まるで人間のように個性豊かな花達と触れる楽しさに、どんどん引き込まれていった。花一本一本、葉一枚一枚、それぞれとじっくり向き合う経験など今までなかったが、これほど気軽に、そして自由に楽しめるなんて、まさに今までのいけばなに対するイメージが覆させられていく体験となった。
自由に花をいけた後は、先生が手直しをしてくれる。個々の花や葉を、より魅力的に見せるには、どのようにすれば良いのか?という理由も丁寧に説明してくれるので、非常に分かりやすかった。レッスンで使用した花材は持ち帰ることができるので、自宅でも復習したくなる。また、フリータイム制なのもお稽古を続けやすいポイント。決まった曜日の決まった時間のクラスに出席するのではなく、自分のライフスタイルに合わせてスケジュールを組み予約する事が出来るので無理がない。春の入校キャンペーン(3/1〜5/1)も間もなくはじまる「いけばな小原流ビキナーズスクール」。期間中にレッスンを開始された方には、いけばなの必需品、花鋏がプレゼントとしてもらえるそうだ。春からのお稽古を考えてみる良いチャンスかも。是非自分だけの花を咲かせてみてはいかがだろうか。
いけばな小原流ビキナーズスクール
港区南青山5-7-17 小原流会館1階
TEL:03-5774-5096
http://bschool.ohararyu.or.jp/
受講時間
平日 18:00〜22:00/火・木・土曜 13:00〜16:00/木・土曜 10:30〜12:30
■楽しく和服の世界に引き込まれて行く
着物屋「くるりagaru」の
「きものビギナーズスペシャルレッスン」
着物は決まりごとが多そうだし、難しそう・・。普段当たり前のように洋服を着るなかで、そう思っている女性は多いのでは?しかしそんなことは全然なく、むしろ着物のほうが簡単、おしゃれかも!そう思わせてくれるのが、他にはない個性的な着物や、その着こなしを提案している着物専門店「くるりagaru」。こちらではまず「きものビギナーズスペシャルレッスン」(500円/不定期にWEBサイトで告知・予約受付)で、着物の基本を1時間半で分かりやすく教えてくれる。今回は「くるりagaru」の店長荻原さんが判りやすく教えてくれた。普段着物を着ない全くの初心者でも安心して受けられる。パーティーなどの少しあらたまったカジュアルシーンで着物を着たいという人が多いのだとか。確かに着物だと他の人とかぶるということもまずないし、帯留めなどの小物を変えるだけで印象も変わる。洋服のような「流行遅れでもう着れない!」と言うこともない、日本人に最も似合う、優れた衣装なのだ。レッスンを受けているうちに着物の魅力にどんどん引き込まれて行く自分に気づく。難しそうと感じていた着物の世界が、1時間半の間に身近に感じられるものになった。
「きものビギナーズスペシャルレッスン」終了後は、着物を着たくてたまらない自分がいる。そんなときは、「着物コンシェルジュサービス」もあるので、似合う着物を選んでもらったり、コーディネートのアドバイスを受けることができるのも、着物屋さんで受けるレッスンの嬉しいところ。もちろん試着も可能!実際に袖を通すと、その人の雰囲気によって着物の印象もかなり変わるのが面白い。更に着るだけで気持ちがしゃんとし、心だけでなく動作も女性らしくなる気がする。「女性は着物を着たほうが絶対にキレイ」と言う荻原さんの話にも納得だ。自分に対する周りの視線も、いつもとは変わるので、自分の意識も変わるのだろう。着ているだけでワンランク上の自分になれる気分は、着物ならでは。
普段から自分で着付けも出来るようになりたい!と言う人には『2ヶ月着付け集中レッスン』がオススメ。毎週土曜か水曜に行なわれるレッスンだが、最終日には自宅から着物を着て教室に行くのだそう。クラスは約3名程度で、ほぼマンツーマン状態。万全のサポートで着付けがマスターできる、大人気の教室だ。レッスンは2ヶ月ごとにWebサイトで告知募集が行われ、その時のみ予約ができる。特に土曜日は人気が高いので、告知が始まり次第すぐに定員になるそうなので、ご希望の方は、マメにチェックを!今からちょっとずつお稽古を始めれば、数年後には普段から着物を着こなせる素敵な女性になれるはず!
くるりagaru
渋谷区神宮前4-25-7コーポKビル2F
TEL:03-3403-0319
http://www.agaru.info/ http://www.kururi.net/
営業時間:11:00〜19:00
年中無休(年末年始、お盆期間中のぞく)
■立ち居振る舞い、所作まで学べる!
和文化総合教室「麗扇会」の三味線レッスン
和文化を考える際、忘れてはならないのが和楽器!表参道の路地裏の閑静な地に、和文化の教室を構える麗扇会。お茶に始まり、お花、着付け、お習字、お琴、など和文化を総合的に教えてもらえるこちらでは、今回はやってみると楽しくて、ハマりやすいという三味線を体験してみた。三本の弦を撥で当てて音を出す三味線は、初体験の人にとっては、難しいものと思われるかもしれない。実際に三味線は非常に難しい。曲を丸暗記し、きちんと一人で一曲弾けるようになるには、最低でも1年はかかる。しかし初めてという方もご安心を!ここでは撥の持ち方から始まって、対面で座る先生の指の使い方、弾き方を見ながら丁寧にマンンツーマンで教わることができるので、先生と一緒に曲を弾く楽しみはすぐに得ることが出来るのだ。
初めてのときは、まず持ち方を教えてもらう。そして座り方、撥の持ち方、棹の角度、間合で撥を当てて音を出したあと、実際に曲の練習に。先生の弾く通りに真似をして、練習していくので、すぐ音を出せる様になる。ただ弦を弾くだけでも、三味線の音を知ることができて楽しい!何よりキチっと背筋を伸ばして三味線を弾くという、日常から少し離れた行為が新鮮だ。「ここまで弾いてみたい」という目標に向けて、先生とともに練習を進めるのが、良い刺激になる。
「麗扇会」でのレッスンは、通常のお稽古ごとのように月謝制ではなく、1回ごとに代金を払える仕組みになっているので、自分のスケジュールの合間にレッスンを組み込むことができ、無理なく続けられる。道具は借りることが出来るので、三味線をもっていない人でも気軽に教わることができるのも嬉しい。更に通常のレッスンは椅子に座って受けることが出来るので、正座が苦手な人も、御心配なく。生徒はOLさんはもちろん、子供からマダムまで年齢も幅広く、ご近所の方から有名人まで様々な人がいる。はきはきとした調子の、佇まいの美しい麗扇先生のレッスンは、いずれのレッスンを受けていても和の作法や礼儀についても学べるのが特徴。先生のスケジュールが大丈夫である限り、早朝から夜遅くまで、自由にお稽古の予約を入れられるのも嬉しい。実際に、出勤前に来るOLさんも多いのだとか。女性としても魅力的な麗扇先生に教わっているうちに、自分自身の品格も高く、素敵な女性になれそうな「麗扇会」のレッスン。自分自身を変えるきっかけにしたいお稽古だ。(2010年2月)
麗扇会 日本文化教室
渋谷区神宮前4-22-11
TEL:03-3423-7600
http://www.reisenkai.jp
今回、体験レッスンの担当をしてくれた「いけなば小原流ビギナーズスクール」の講師、菊池瑞月先生。基本的なことから、花材についてなど、優しくそして分かりやすく教えてくれたので、いけばなに対する敷居の高いイメージがガラッと変わった。実際にお稽古していた生徒の皆さんも、真剣ながらも楽しそうに花と向き合う姿が印象的だった。
花の一番美しい表情を見せるにはどうすれば良いのか?それぞれの花の個性をいかすのが、最も美しく見せることでもある。「いけなば小原流ビギナーズスクール」の指導方針も同様だ。クラス単位で進むレッスンではなく、一人一人の個性を伸ばす丁寧な指導と、のびのびと楽しくお稽古できる環境は、初心者にピッタリ。
今回一番苦戦したのが、花鋏の使い方。普段使う鋏とは形も持ち方も違うので、全くの初心者としては、慣れるのに少し時間がかかった。この花鋏を使いこなせるようになった頃には、もっといけばなを楽しんでいることだろう。
「今は洋服も着るし、着物も気軽に着ることができる、ちょうどいい世の中になっているのです」と、今回「きものビギナーズスペシャルレッスン」のレッスンを担当してくれた「くるりagaru」の店長、荻原さん。難しそうな着物のイロハを判りやすく説明してくれたので、着物に対する興味が一気にアップ。
「くるりagaru」は着物屋さんなので、レッスンの後、実際の着物を観る事が出来るのもポイント。ユーズドが中心だが、いずれも着ることを想定しているため、状態が良いものが多い。しかもリーズナブルな価格は、着物初心者にピッタリ。着物、帯、やその他の小物一式揃えても50,000円以内で揃えることができる。
見るのと、実際に羽織るのでは、全く印象が変わるのが着物の不思議なところ。着物を着ていると、出かけた先でも良い席に通してくれるなどサービスしてくれることが多くなるのだとか。『2ヶ月着付け集中レッスン』を受講して、一人で着ることが出来るようになれば、街歩きももっと楽しくなるだろう。
初めての三味線は、まず正しく座り撥の持ち方からスタート。澁澤麗扇先生は、全ての生徒を自分の子供と考え、温かく指導してくれる。バックにある屏風も麗扇先生の書。表参道の裏通りの一軒家で、お茶から書道、和楽器まで様々なお稽古を指導する麗扇先生は、女性の憧れでもある。
先生のお手本をまねることから始める、初めてのお稽古。撥の待ち方をど忘れしてしまったり、だんだん棹を待つ手が下がって来たり、なかなか思い通りにいかないものチャレンジのしがいがあるというもの。難しいからこそ、先生のお手本に続けられるとその達成感と歓びもまた大きい。
初めて見た三味線の楽譜。オタマジャクシの並んだ楽譜とは違うので、もちろん読み方も判らない。しかし、ひとたび読み方を教えてもらうと、先にどんどん進みたくなるから不思議。きっと一曲覚える頃には、ますますのめり込んでいるのだろう。
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