今回の作品展で篠山氏は、6名の“BIJIN”を撮りおろした。その“BIJIN”の一人、黒木メイサは強い眼差しが魅力。モデル、女優、歌手など様々な顔をもつ彼女のアグレッシブさを、篠山氏の写真を通して感じてみて。
元宝塚歌劇団・星組トップスター安蘭けい。宝塚時代は男役として人気を集めていたが、2009年4月に退団。8月から女優として舞台にデビューする。男性役から女優への移行期に撮影された貴重なショットが観れる。
トップアイドルや女優、またジョンレノンのような時代を象徴する多くの人を様々な形で撮り続けてきている、写真家 篠山紀信氏。いよいよ来週から「表参道ヒルズ」で『篠山紀信写真展「KISHIN : BIJIN」 BIJIN of THE YEAR 2009』が開催される。今回の写真展のテーマはズバリ“BIJIN”。永年時代を象徴する“顔”を撮り続けて来た篠山氏が、今一番輝いていると思う美人を撮りおろした写真が披露されるのが、『「KISHIN : BIJIN」 BIJIN of THE YEAR 2009』だ。
篠山氏にとって現代の“BIJIN”とは「最もアグレッシブに、果敢に挑戦的に、自らのクリエイティビティを貫くことに対して、真摯に向き合っている人」だとか。それは外見が美しいということだけではなく、より輝いて生きていることであり、より自分を高めていく努力を続けている人であり、仕事も年齢も性別も超えた存在なのだとか。そして、今回篠山氏が選んだ“BIJIN”は、黒木メイサ、西尾由佳理、中村七之助、安蘭けい、川上未映子、原紗央莉の6人。女優、キャスター、歌舞伎俳優などそれぞれ違った分野で輝きを放つ6人だ。
篠山氏がその目力や立ち振る舞いに魅力を感じた黒木メイサは、躍動感を感じる“動”のイメージを表現。朝の顔でおなじみの西尾由佳理はテレビでは観たことない、新たな一面を。また、歌舞伎の女形である中村七之助の、本物の女性をも圧倒する美しさを捉えた写真など、それぞれの被写体のアグレッシブな美しさを堪能できる写真展だ。彼らの姿は観る者にパワーを与えてくれる、そんな力強い存在でもあるとおもう。篠山氏の写真を通して、時代を象徴する美しい人たちの姿を観ながら、自分自身を見直してみるのも、今回の写真展の楽しみ方のひとつだろう。(2009年7月29日)
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